ツノヒメイカ

木霊の柔術

Kodama jujutsu

ツノヒメイカの水中映像
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概要

ツノヒメイカは、全長2センチにも満たない世界最小クラスのイカの一つです。 ヒメイカ類の研究の中で近年新しく記載された属「Kodama」に属する小型頭足類で、 背面の一部を吸着器のように使い、岩陰や海藻などに体を固定することができます。

分類・分布

軟体動物門 > 頭足綱 > ヒメイカ目 > ミミイカダマシ科 > コダマ属

沖縄本島周辺で報告された種とされていますが、鹿児島や高知でも撮影例があるとされています。
本映像は伊豆半島で撮影されたもので、ツノヒメイカの特徴が見られることから、ヒメイカではなくツノヒメイカとして表示しています。

特徴・雑学

ヒメイカ類の特徴である「背中の吸着器」を持ち、 海藻や岩の裏などにぴたりと付着することができます。 この構造は流れの中でも体を安定させる役割があると考えられています。

体長は1〜2センチほどと非常に小さく、 小型の甲殻類などを捕食して生活していると推測されています。 寿命も比較的短いと考えられる小型頭足類です。

ツノヒメイカは2023年に新種として記載された小型のイカです。
この研究では、従来ヒメイカ類に含まれていた一部の種が整理され、新たに Kodama(コダマ)属 が設けられました。属名 Kodama は、日本の伝承に登場する森に棲む精霊 「木霊(こだま)」 に由来します。 一方、種小名 jujutsu は、日本の武術 「柔術」 にちなむものです。 ツノヒメイカは、自分より大きなエビに小さな腕で組み付くようにして捕食することがあり、その様子が柔術の組み技を思わせることから、この名前が付けられました。

食・利用

極めて小型のため食用とはされません。

毒・危険性

ツノヒメイカの人に対する毒や危険性はありません。

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参考資料

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