ツノヒメイカ

木霊の柔術

Kodama jujutsu

ツノヒメイカは、全長2センチにも満たない世界最小クラスのイカの一種です。 背面の一部には特殊な付着器官があり、岩陰や海藻などに体を固定することができます。 ヒメイカ類の新属新種として近年記載され、学名は『Kodama jujutsu(木霊 柔術)』です。

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概要

和名:ツノヒメイカ

英名:Hannan's pygmy squid

学名:Kodama jujutsu

提供映像(サンプル映像はYouTube版です)

分類・分布

【分類】体動物門 > 頭足綱 > ヒメイカ目 > ヒメイカ科 > コダマ属

【分布】沖縄本島、鹿児島、高知

特徴・雑学

ヒメイカ類の特徴である「背中の吸着器」を持ち、海藻や岩の裏などにぴたりと付着することができます。 この構造は流れの中でも体を安定させる役割があると考えられています。 体長は1〜2センチほどと非常に小さく、小型の甲殻類などを捕食して生活していると推測されています。 寿命も比較的短いと考えられる小型頭足類です。

正式名称は『木霊 柔術)』

ツノヒメイカは2023年に新種として記載された小型のイカです。
従来ヒメイカ類との形状的な違い、またDNA解析(1)により、一部の種が整理され、新たに Kodama(コダマ)属 が設けられました(2)。 属名 Kodama は、日本の伝承に登場する森に棲む精霊 「木霊(こだま)」 に由来します(3)。
一方、種小名 jujutsu は、日本の武術 「柔術」 にちなむものです。 ツノヒメイカは、自分より大きなエビに小さな腕で組み付くようにして捕食することがあり、その様子が柔術の組み技を思わせることから、この名前が付けられました(4)。

手のひらで交接を見せてくれた「ヒメイカ」 偶然漂ってきて、ダイバーの手袋にくっついて交接したヒメイカのペア

ツノヒメイカと違い背中の突起が無い

食・利用

極めて小型のため食用とはされません。

毒・危険性

ツノヒメイカの人に対する毒や危険性はありません。

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参考資料

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