枯れたワカメ

胞子放出後のワカメ(暫定版)

Undaria pinnatifida

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概要

ワカメは成長のピークを迎えると、根元に形成された胞子葉(めかぶ)から胞子を放出します。 この役目を終えると藻体は次第に衰退し、いわゆる「枯れたワカメ」の状態になります。
胞子はやがて、周囲の岩や海底に付着して発芽し、目に見えない糸状の配偶体として成長します。 この配偶体は雌雄に分かれており、それぞれが卵と精子をつくります。
海中で受精が起こると、受精卵は新たな胞子体へと成長し、秋から冬にかけて芽生え始めます。 こうして翌年の冬から春にかけて、再び私たちが目にする「ワカメ」へと成長していきます。

分類・分布

オクロ植物門 > 褐藻綱 > コンブ目 > アイヌワカメ科 > ワカメ属 > ワカメ

北海道南部から九州。

特徴・雑学

ワカメは日本沿岸をはじめ、東アジア沿岸の浅い海に広く分布する大型の褐藻類です。 成長のピークを迎える春には大きく葉を広げますが、次世代へとつながる胞子を放出すると、次第に枯れてゆきます。
枯れたワカメはそのまま消えてしまう存在ではなく、海底や水中に棲む小さな生物の栄養となりながら分解されます。 こうした過程は沿岸の生態系の中で重要な役割を担っています。

食・利用

味噌汁や酢の物などの定番食材で、葉状部は、スープやサラダ、しゃぶしゃぶなど、調理方法は多岐にわたります。 また、胞子葉(めかぶ)や中肋(茎)は、刻むと粘りが出やすく、ご飯と共に食べられる定番食材です。 旬は概ね春ですが、北海道南部から九州と生息海域が広いため、春にも差が生じます。
生での流通の他、塩蔵や乾燥などで保存される海藻です。 春にしか採取されないワカメを、年間を通じて食べるための保存技術は、中世以降見られるようになり、貯距離の輸送も可能になりました。 江戸時代には、陸路や海路で商品として全国に流通するようになりました。

毒・危険性

欧米では海藻食の歴史が比較的短いため、ワカメに含まれる多糖類を分解しやすい腸内細菌を持たない人も多く、体質によっては下痢や腹部不快感を起こす場合があります。

波に揺れる春の天然のワカメ

ワカメの水中映像
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伊豆西海岸では「ワカメ」と呼ばれるヒロメ

ヒロメの水中映像
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トントンメという呼び名で食用にされるアントクメ

アントクメ水中映像
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参考資料

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