概要
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分類・分布
刺胞動物門 > 花虫綱 > 六放サンゴ亜目 > ツノサンゴ目 > ウミカラマツ科 > ウミカラマツ属 > ネジレカラマツ
相模湾以南の太平洋岸、インド洋、西南太平洋
特徴・雑学
ネジレカラマツは、イソギンチャクやサンゴと同じ刺胞動物・花虫綱に属する動物です。
螺旋を描く細い「骨軸」には、花のような小さなポリプが多数並んでいます。
ポリプは互いに連結しているわけではなく、それぞれ独立した個体ですが、単体では生きることができず、群体としてひとつの生物を成しています。
生体は鮮やかな色をしていますが、骨軸は漆黒です。
朽ち果てたバネのような黒い色をしている
棲息するのは岩礁の急斜面で、水深20mを超えるやや薄暗い環境から、水深500mの深海にかけて生息します。 ダイバーが観察できる水深30m程度まででは、螺旋にならない「ムチカラマツ」の群生の中に混ざって見られることが多く、ネジレカラマツだけで群生している様子は見かけません。
【螺旋の真相】
螺旋の体は、強い潮流によって形成されるとする研究があります。
もし直線的に伸びる構造であれば、水流の抵抗や衝突による損傷に耐えるため、より硬い骨格が必要になります。
しかし、柔軟なゴルゴニン骨格をもち、螺旋状に成長することで、水の流れを受け流し、衝撃を分散していると考えられています。
さらに、この形状は各ポリプに均等に潮流を行き渡らせるため、摂餌効率の向上にも寄与しているとされており、ポリプの配列は螺旋の外側に向くように偏って配列しています。
食・利用
食用の利用はありません。
毒・危険性
人に対する毒、危険性はありません。
参考資料
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)BISMaL
▶ 見る - Cirrhipathes spiralis(分類情報)
World Register of Marine Species(WoRMS)
▶ 見る -
原色動物大図鑑Ⅳ
北隆館
岡田要・内田亨 他共著
- Helicospiral Growth in the Whip Black Coral Cirrhipathes sp. (Antipatharia, Antipathidae)
(ムチ状黒サンゴ Cirrhipathes 属における螺旋成長)
Giorgio Bavestrello, Riccardo Cattaneo-Vietti, Cristina G. Di Camillo, Marzia Bo
The Biological Bulletin(2012)
DOI:10.1086/BBLv222n1p17
▶ 見る