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概要
クサフグが産卵のため浅瀬に集まるタイミングを狙い、ウツボが潮間帯まで上陸して捕食する様子です。
分類・分布
門:脊椎動物亜門/綱:条鰭綱/目:ウナギ目/科:ウツボ科/属:ウツボ属/種:ウツボ
本州中部以南、フィリピン。
特徴・雑学
クサフグは、捕食者に襲われないようにするために、わざわざ打ち上がって産卵するという方法をとります。 普通の魚類は近寄ることのできない場所ですが、ウツボは蛇のように体をくねらせて上陸し、クサフグを襲って水中に引きずり込みます。 打ち上がって産卵集のクサフグに、逃げる術はありません。
【ウツボのテトロドトキシン耐性】
クサフグは、強力な神経毒のテトロドトキシンを持つフグです。
毒を持つことで、捕食者に襲われにくくするための防御の機能として備えていると考えられていますが、ウツボはお構いなしに食べています。
ウツボにはテトロドトキシンに対する耐性があるとされ、研究が進められています。
産卵撮影後日の同所の潜水でも、死んだウツボは発見されていません。
参考動画:波打ち際で産卵するクサフグ
食・利用
ウツボは地域によっては食用にされますが、一般に流通量は多くありません。
食べない魚のイメージがあるウツボですが、高知、紀伊、伊豆、房総では昔からウツボを食用とし、干物がポピュラーです。
高知では、ウツボは高級魚となっており、たたきをはじめ、唐揚げ、煮こごりなど、様々な調理方法で食されます。ハモ同様に小骨が多く、調理人の腕が試される魚とされています。
ウツボ漁は、アナゴ漁と同じように海中に筒を仕掛けて漁獲します。 仕掛けを揚げてみてウツボではなくアナゴが入っていると「なんだアナゴか」と漁師はがっかりするほど、ウツボの価値が高い地域です。
毒・危険性
クサフグは、猛毒のテトロドトキシンを蓄積し、毒性は強いとされています。
筋肉と精巣は弱毒とされ、それ以外は強毒です。
東京都保険医療局の資料では、クサフグの可食部位は筋肉のみとされ、その他の部位は食用にできません。
テトロドトキシンは、冷凍や加熱などを行っても無毒化されることは無く、専門知識なく調理することは大変危険です。
ウツボに毒はありませんが、別種のドクウツボはシガテラを蓄積している場合があります。
歯はカッターナイフの様に切れ味がよく、噛んだ後に引き裂くような行動をするため、傷が大きくなりがちです。
ただし、ウツボから攻撃を仕掛けてくることは無く、 人間が攻撃しなければ安全な魚です。怖いからといって追い払うような動作をするのは、逆に危険です。