クサフグの産卵

限りなく海を離れる

Takifugu alboplumbeus

クサフグの産卵
▶ YouTubeで見る(サンプル映像は制作中です)

本ページは現在、製作途中です

概要

クサフグは、身近な潮だまりや内湾でよく見られる小型のフグです。 春〜初夏の大潮の満潮前後になると、特定の浜へ集まると、波に押されて打ち上がるように産卵します。

分類・分布

脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > フグ目 > フグ科 > トラフグ属 > クサフグ

青森県以南の日本各地、朝鮮半島。

特徴・雑学

【大潮に合わせる】
産卵は新月・満月まわりの大潮に同期し、満潮に達する少し前から波打ち際へ集まる傾向があります。 卵や稚魚が流れに乗って分散しやすくなる、外敵が少ない浅瀬を使える…など、いくつかの利点が考えられています。

【“打ち上がり”は失敗ではない】
波に押されて陸に打ち上がるのは、産卵・放精放卵の場を一気に浅瀬へ寄せる戦略の一部です。 一見すると苦しんでいるように見え、「もう海へ戻れないのでは?」と心配になりますが、クサフグは、「このあと数センチ潮が満ちる」のを知っていて行動しており、必ずすべてのクサフグが海へ戻ります。 海へ戻すような行為はしてはいけませんし、人が近寄ると産卵をやめてしまう可能性があるので、むやみに近寄らずに観察するべきです。

参考動画:産卵中のクサフグを上陸して襲うウツボ

産卵中のクサフグを襲うウツボ 水中映像
▶ YouTube版映像を見る ▶ 詳細・サンプル映像を見る

食・利用

クサフグは、広く流通する魚ではありません。 漁獲地域に限って食用にされることはありますが、猛毒のテトロドトキシンを蓄積するため扱いには注意が必要です。

毒・危険性

クサフグは、猛毒のテトロドトキシンを蓄積し、毒性は強いとされています。 筋肉と精巣は弱毒とされ、それ以外は強毒です。
東京都保険医療局の資料では、クサフグの可食部位は筋肉のみとされ、その他の部位は食用にできません。 テトロドトキシンは、冷凍や加熱などを行っても無毒化されることは無く、専門知識なく調理することは大変危険です。

参考資料

← 一覧ページに戻る
お問い合わせはこちら