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概要
クサフグは、身近な潮だまりや内湾でよく見られる小型のフグです。 春〜初夏の大潮の満潮前後になると、特定の浜へ集まると、波に押されて打ち上がるように産卵します。
分類・分布
脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > フグ目 > フグ科 > トラフグ属 > クサフグ
青森県以南の日本各地、朝鮮半島。
特徴・雑学
【大潮に合わせる】
産卵は新月・満月まわりの大潮に同期し、満潮に達する少し前から波打ち際へ集まる傾向があります。
卵や稚魚が流れに乗って分散しやすくなる、外敵が少ない浅瀬を使える…など、いくつかの利点が考えられています。
【“打ち上がり”は失敗ではない】
波に押されて陸に打ち上がるのは、産卵・放精放卵の場を一気に浅瀬へ寄せる戦略の一部です。
一見すると苦しんでいるように見え、「もう海へ戻れないのでは?」と心配になりますが、クサフグは、「このあと数センチ潮が満ちる」のを知っていて行動しており、必ずすべてのクサフグが海へ戻ります。
海へ戻すような行為はしてはいけませんし、人が近寄ると産卵をやめてしまう可能性があるので、むやみに近寄らずに観察するべきです。
参考動画:産卵中のクサフグを上陸して襲うウツボ
食・利用
クサフグは、広く流通する魚ではありません。 漁獲地域に限って食用にされることはありますが、猛毒のテトロドトキシンを蓄積するため扱いには注意が必要です。
毒・危険性
クサフグは、猛毒のテトロドトキシンを蓄積し、毒性は強いとされています。
筋肉と精巣は弱毒とされ、それ以外は強毒です。
東京都保険医療局の資料では、クサフグの可食部位は筋肉のみとされ、その他の部位は食用にできません。
テトロドトキシンは、冷凍や加熱などを行っても無毒化されることは無く、専門知識なく調理することは大変危険です。