1)A Review of Catch-and-Release Angling Mortality with Implications for No-take Reserves
(キャッチ・アンド・リリース釣りによる死亡率のレビューと禁漁保護区への示唆)
Steven J. Cooke、Ian G. Cowx
Reviews in Fish Biology and Fisheries(2004)
DOI: 10.1007/s11160-004-1099-1 ▶ 見る
2)Reduce Catch-and-Release Mortality
(キャッチ&リリースによる死亡率を減らす方法)
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(FWC)
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(フロリダ魚類野生生物保護委員会) ▶ 見る
3)Hook retention but not hooking injury is associated with behavioral differences in
Bluegill
(針掛かりによる傷ではなく、釣り針が残ることがブルーギルの行動変化に関係する)
Benjamin L. Hlina、Daniel M. Glassman、Auston D. Chhor、Brooke S. Etherington、Chris K. Elvidge、Benjamin K.
Diggles、Steven J. Cooke
Fisheries Research, Volume 242(2021)
DOI: 10.1016/j.fishres.2021.106034 ▶ 見る
6)Occurrence of a stonefish toxin-like toxin in the venom of the rabbitfish Siganus
fuscescens
(アイゴ Siganus fuscescens の毒液におけるオニダルマオコゼ類似毒素の発見)
Aya Kiriake, Shota Morishita, Ryota Takagi ほか
Toxicon No140 p139-146(2017)
DOI:10.1016/j.toxicon.2017.07.019 ▶ 見る
概要
和名:アイゴ
英名:Mottled spinefoot
学名:Siganus fuscescens (Houttuyn, 1782)
提供映像(サンプル映像は低画質版です)
分類・分布
【分類】脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > スズキ目 > アイゴ科 > アイゴ属 > アイゴ
【分布】岩手県以南、西太平洋、インド洋
特徴・雑学
口掛かりは生存率が高い
釣り針による魚への影響は、針が掛かった部位によって大きく異なります。 唇や口の周囲に掛かった場合は生存率が高く、軽い傷であれば、その後の行動にも大きな変化が見られないことが報告されています(1)(3)。 魚の口周りは、餌を捕らえたり硬いものに触れたりするため傷つきやすい部位であり、比較的高い治癒力を備えていると考えられます。
通常のウツボと違った様子は感じない
様々な条件のダメージ研究
一方、針を深く飲み込み、喉や胃、鰓などを傷つけた場合は、出血や内臓の損傷によって死亡率が高くなります(1)。 このような場合は、無理に針を引き抜くことで傷を広げることがあるため、釣り糸をできるだけ短く切り、針を残した方が生存率が高くなる場合があります(1)(2)。
また、魚への負担は針の傷だけではありません。 釣り上げられるまでの長時間の抵抗や疲労、水面から引き上げられる際の急激な水圧変化、空気中にさらされることなども、大きなダメージになります(1)(2)。 そのため、口に針が掛かっただけの傷は、釣り上げられる過程で受ける疲労やストレスと比べると、影響が小さい場合があります。
ただし、針を口に残した魚では、隠れる時間が増え、周囲を探索する行動が減ることも確認されています(3)。 特に針に長い釣り糸が付いたままでは、海藻や岩、漁具などに絡まり、泳ぎや摂餌を妨げる危険があります。 つまり、口周りの軽い傷は回復しやすくても、針や釣り糸が残り続けることは、魚の行動や生存に別の危険をもたらす可能性があります(2)(3)。
根掛かりして投棄された釣り糸に絡まっている
食・利用
アイゴは臭い魚として敬遠される地域がある一方で、好んで食べられている地域もあります(4)。 アイゴは海藻を主に食べますが、プランクトンなどの動物も食べる雑食魚で、地域や季節による食性の違いが風味に影響すると考えられています。 また、魚の好みは地域によって異なるため、食文化や風土も評価を左右しているのでしょう。
徳島県沿岸には「アイゴの皿ねぶり」という言葉があり、皿まで舐めたくなるほど美味しい魚とされています。 三重・和歌山・奈良・徳島などでは、刺身や一夜干し、干物として親しまれています。
沖縄では初夏に現れるスク(アイゴ属の稚魚)を漁獲する風習があり、塩辛の「スクガラス」は酒の肴として人気です(5)。 また、エーグヮー(アイゴ)のマース煮も広く親しまれています。
毒・危険性
アイゴの背ビレや尻ビレなど、棘条には毒があります。 近年の研究では、アイゴの棘の毒は強い痛みや腫れを引き起こすだけでなく、その毒素の構造がオニダルマオコゼ類の毒とよく似ていることが明らかになりました(6)。 アイゴの毒は致命的なものではありませんが、刺されると激しい痛みが長時間続くことがあります。
刺された場合は、まず傷口をよく洗い、やけどをしない程度の温かい湯に患部を浸すことで痛みが和らぐことがあります。 症状が強い場合や腫れが広がる場合、体調に異変を感じた場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
磯焼け対策で駆除したアイゴも、有効活用の試みが行われている
参考資料
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(キャッチ・アンド・リリース釣りによる死亡率のレビューと禁漁保護区への示唆)
Steven J. Cooke、Ian G. Cowx
Reviews in Fish Biology and Fisheries(2004)
DOI: 10.1007/s11160-004-1099-1
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(キャッチ&リリースによる死亡率を減らす方法)
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(FWC)
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(フロリダ魚類野生生物保護委員会)
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(針掛かりによる傷ではなく、釣り針が残ることがブルーギルの行動変化に関係する)
Benjamin L. Hlina、Daniel M. Glassman、Auston D. Chhor、Brooke S. Etherington、Chris K. Elvidge、Benjamin K. Diggles、Steven J. Cooke
Fisheries Research, Volume 242(2021)
DOI: 10.1016/j.fishres.2021.106034
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徳島県立農林水産総合技術支援センター 水産研究課
徳島県
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オリオンビール公式サイト
オリオンビール株式会社
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(アイゴ Siganus fuscescens の毒液におけるオニダルマオコゼ類似毒素の発見)
Aya Kiriake, Shota Morishita, Ryota Takagi ほか
Toxicon No140 p139-146(2017)
DOI:10.1016/j.toxicon.2017.07.019
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