ワカレオタマボヤの詳細

Oikopleura dioica

概要

製作中

分類

脊索動物門 > 尾索動物亜門 > 尾虫綱 > 尾虫目 > オオタマボヤ科 > オイコプレウラ属 > ヴェクシルラリア亜属 > ワカレオタマボヤ

特徴・雑学

ワカレオタマボヤは、わずか数ミリほどの透明な海の生き物で、肉眼では見つけにくいほど小さな存在です。 ホヤの仲間ですが岩に固着することは無く、一生を漂って過ごします。

特にユニークなのは「ハウス」と呼ばれるゼラチン質の構造を体の外に作り、その中で濾過ろかによって海水中の微小なプランクトンをこしとって食べている点です。 このハウスは使い捨てで、詰まったり古くなると新しく作り替えます。人工衛星のソーラーパネルのように綺麗な構造物を生み出す様子は、生物学以外の研究者の興味を引きます。

食用にはされていませんが、その生態や進化的な位置づけ、ライフサイクルの短さから、発生生物学や進化学の研究対象として非常に重要な生物で、「生きている実験室」とも言える存在です。

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