概要
和名:ウツボ
英名:Kidako moray
学名:Gymnothorax kidako
撮影地:静岡県伊東市
サンプル映像は制作中です
分類・分布
脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > ウナギ目 > ウツボ科 > ウツボ属 > ウツボ
特徴・雑学
「タコが天敵」のイセエビと、「タコが好物」のウツボの関係は、自然界の助け合いの例として有名です。
「イセエビはタコを誘き寄せる代わりにウツボに守ってもらい、ウツボはタコが食べたいのでイセエビを襲わずに寄り添う」というものです。
しかし、実際にはウツボがイセエビを捕食する場面も確認されており、この映像はその一例です。
イセエビは硬い殻と強力な脚力を持つため、ウツボにとっても捕食は容易ではなく、通常は狙われにくい獲物と考えられます。
ただし、イセエビが小型であったり、弱っていたりする場合には、ウツボの捕食対象となることがあるとわかります。
映像では、イセエビに襲いかかる冒頭の部分はありませんが、硬い胸部の中に頭を突っ込み、柔らかい部分を食べている様子がとらえられています。
【イセエビを食べる場面の記録】
研究論文として体系的に整理されたものは多くないものの、現場の声や報道を通じて、ウツボによるイセエビの漁業被害が各地で指摘されています。
特に三重県や紀伊半島沿岸では、刺し網やカゴに入ったイセエビがウツボに食べられる、あるいは網そのものが破られるといった被害が、漁業者の間で広く知られています。
こうした事例は新聞やテレビなどでも取り上げられており、学術的なデータとは別に、日々の操業の中で実感されている“現場の現実”として蓄積されているものです。(1.2.3)
食・利用
ウツボは地域によっては食用にされることもある魚です。 特に高知県では高級食材として扱われます。(4)
毒・危険性
ウツボは毒魚として知られる種類ではありませんが、鋭い歯による咬傷には注意が必要です。
産卵中のクサフグを襲うウツボ
上顎の中央にも歯列がある
参考資料
- JAMSTEC BISMaL(分類情報)
▶ 見る - 日本産魚類全種リスト(分類情報)
▶ 見る - 学研の図鑑LIVE魚・学研・本村浩之総監修
- 原色魚類大図鑑・北隆館・阿部宗明監修
- 1)イセエビ漁においてウツボ被害が拡大中 両種が共生可能説は間違い?
TSURINEWS
▶ 見る - 2)「伊勢エビ食べるバケモノ」 三重の海で異変…“海のギャング”ウツボが大量発生!? 海の中で一体何が…
CBCテレビ(TBS NEWS DIG)
▶ 見る - 3)「伊勢エビ」食い荒らす“海のギャング”出現…三重の海に“異変” 漁師・海女も悲鳴
テレビ朝日 スーパーJチャンネル
▶ 見る - 4)にっぽん伝統食図鑑
農林水産省
▶ 見る