イセエビを喰うウツボ

守られるとは限らない共存関係

Gymnothorax kidako

イセエビを喰うウツボの水中映像(YouTubeリンク)
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概要

和名:ウツボ

英名:Kidako moray

学名:Gymnothorax kidako

撮影地:静岡県伊東市

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分類・分布

脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > ウナギ目 > ウツボ科 > ウツボ属 > ウツボ

特徴・雑学

「タコが天敵」のイセエビと、「タコが好物」のウツボの関係は、自然界の助け合いの例として有名です。 「イセエビはタコを誘き寄せる代わりにウツボに守ってもらい、ウツボはタコが食べたいのでイセエビを襲わずに寄り添う」というものです。 しかし、実際にはウツボがイセエビを捕食する場面も確認されており、この映像はその一例です。
イセエビは硬い殻と強力な脚力を持つため、ウツボにとっても捕食は容易ではなく、通常は狙われにくい獲物と考えられます。 ただし、イセエビが小型であったり、弱っていたりする場合には、ウツボの捕食対象となることがあるとわかります。
映像では、イセエビに襲いかかる冒頭の部分はありませんが、硬い胸部の中に頭を突っ込み、柔らかい部分を食べている様子がとらえられています。

【イセエビを食べる場面の記録】
研究論文として体系的に整理されたものは多くないものの、現場の声や報道を通じて、ウツボによるイセエビの漁業被害が各地で指摘されています。 特に三重県や紀伊半島沿岸では、刺し網やカゴに入ったイセエビがウツボに食べられる、あるいは網そのものが破られるといった被害が、漁業者の間で広く知られています。 こうした事例は新聞やテレビなどでも取り上げられており、学術的なデータとは別に、日々の操業の中で実感されている“現場の現実”として蓄積されているものです。(1.2.3)

食・利用

ウツボは地域によっては食用にされることもある魚です。 特に高知県では高級食材として扱われます。(4)

毒・危険性

ウツボは毒魚として知られる種類ではありませんが、鋭い歯による咬傷には注意が必要です。

ウツボにフグ毒は効かない?フグを食べるウツボ 産卵中のクサフグを襲うウツボの映像

産卵中のクサフグを襲うウツボ

鋭いウツボの歯 ウツボの歯の水中映像

上顎の中央にも歯列がある

参考資料

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