サカタザメ

サメと名に付くがエイの仲間

Rhinobatos schlegelii

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概要

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分類・分布

脊椎動物亜門 > 軟骨魚綱 > ノコギリエイ目 > サカタザメ科 > サカタザメ属 > サカタザメ

南日本、シナ海、アラビア海

特徴・雑学

胸鰭の前端は吻端とつながり、一体となった尖った体形で扁平です。 胸鰭後端から続く尾部は太く、背鰭は倒すことができます。 卵胎生で、春に数尾を出産します。

【獲物を探知する能力】
サカタザメは、海底に体を密着させて生活する魚で、眼は背面にあるため、砂の上や中にいる獲物を直接見ることはほとんどできません。 そのため、視覚に頼るのではなく、嗅覚とロレンチーニ器官という二つの感覚を組み合わせて周囲を探っています。 まず嗅覚によって、水中に漂うわずかな匂いから獲物の存在を察知し、おおよその方向を知ります。 魚や甲殻類から出る成分は水の流れに乗って広がるため、サカタザメはそれを手がかりに、見えない相手の位置を探っていきます。

そして獲物に近づくと、吻や頭部に分布するロレンチーニ器官が働き始めます。 この器官は生き物が発する微弱な電気を感じ取ることができ、砂に隠れている小さな動物の位置や動きをより正確に捉えることができます。 特に腹側に多く分布しているため、海底に潜む獲物を効率よく探知できる構造になっています。 このようにサカタザメは、遠くの情報は嗅覚で、近くの正確な位置はロレンチーニ器官で把握するという仕組みを持っています。 見えない環境の中でも獲物を見つけ出せるのは、こうした感覚の働きによるものです。

食・利用

古くから食用にされてきた魚であり、江戸時代中期の和風本草にも掲載されています。

和風本草 諸品図(下)「カイメ」

[原文]
形其コチニ似タリ味ハコチニ不似モダマニ似タリ 薄切能煮テ スミソニテ喰ウ

[訳]
形はコチ(魚)に似ているが、味はコチとは異なり、モダマ(ドチザメやカスザメ、ホシザメなど)に似ている。薄く切ってよく煮て、酢味噌で食べる。

広く流通する魚ではありませんが、地域によってはスーパーにも並ぶご当地食材です。

毒・危険性

人に対する毒、危険性はありません。

参考資料

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