コバンザメ

大きな生き物に張り付く

Echeneis naucrates

コバンザメは、名前にサメと付くもののサメの仲間ではありません。 背中にある吸盤で大型魚類などに張り付くことができるのが特徴です。 映像のコバンザメは甲羅に張り付いていますので、上下が逆さまになった状態になります。

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概要

和名:コバンザメ

英名:remora

学名:Echeneis naucrates (Linnaeus, 1758)

提供映像(サンプル映像はYouTube版です)

分類・分布

【分類】脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > スズキ目 > コバンザメ科 > コバンザメ属 > コバンザメ

【分布】世界の温帯、熱帯域

特徴・雑学

コバンザメは、細長くやや円筒形の体を持つ魚で、体色は灰褐色から黒褐色をしています。 頭の上には、背びれが変化してできた小判形の吸盤があり、横方向に並んだ板状の構造を使って、サメやエイ、ウミガメなどの大型動物に吸着します。

張り付きっぱなしではない

宿主から離れて単独で泳ぐこともあり、別の動物へ付着し直すこともあります。 大型動物を移動手段として利用しながら、宿主の食べ残しや周囲の小動物などを食べて生活しています。 成魚は一般に全長50~80cmほどになり、大きな個体では1m前後に達します。

張り付かれた方に利益はあるのか

コバンザメ類と宿主との関係は、一般に片利共生の例として扱われることがあります。 一方、コバンザメ科の胃の内容物に寄生虫が確認された例や、アオザメでは、コバンザメ科の魚が多い方が寄生虫が少ないという調査結果(2)があります。 また、コバンザメ科のヒシコバンでは、宿主の寄生虫を食べるクリーニング行動も観察(3)されており、宿主側にも利益がある可能性があります。 コバンザメ類と宿主との関係が片利共生なのか相利共生なのかは一概には決められず、その関係については現在も研究されています。

食・利用

漁獲量が少ないため広く流通はしませんが、食べられない魚ではありません。 ごく稀に鮮魚店で並ぶとされ、美味しい魚であるレポート(4)を見かけます。

毒・危険性

人に対する毒性、危険性はありません。

参考資料

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