ハタの威嚇

背鰭を立てるディスプレイ

Epinephelus bruneus

クエやオオモンハタなどハタ科の魚が、背鰭を大きく立てて見せるシーンです。
クエは、ゆっくりと近づくとカメラの方を見つめ、ターンする瞬間に背鰭を大きく広げます。 その際、背鰭の先端部と目が赤くなっています。

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概要

和名:クエ

英名:Longtooth grouper

学名:Epinephelus bruneus Bloch, 1793

提供映像(サンプル映像はYouTube版です)

分類・分布

【分類】脊索動物門 > 条鰭綱 > スズキ目 > ハタ科 > マハタ属 > クエ

【分布】南日本、シナ海

特徴・雑学

魚類では、鰭を大きく広げて体を大きく見せたり、正面を向いて口を開ける、体色を変化させるといった視覚的ディスプレイが、縄張り争いや外敵の排除に用いられることが多くあります。 ハタ類も例外ではなく、威嚇行動において視覚的ディスプレイを用います。

クエに威嚇されるダイバー

映像では、クエがダイバーを威嚇するような行動が記録されています。 クエはダイバーに正面を向け、ゆっくりと接近してきますが、この時点では鰭を大きく広げていません。 しかし、急激に反転する瞬間、背鰭を大きく広げるとともに、背鰭の先端と眼球が瞬時に赤みを帯びました。 反転後はゆっくりと遠ざかり、再び接近することはありませんでした。

立ちふさがるオオモンハタ

一方、オオモンハタでは、泳いでくる個体の前に立ちふさがるような行動が記録されています。 立ちふさがる側のオオモンハタは背鰭を大きく広げ、相手に背鰭を向けるように体を傾けます。 それでも相手が通り抜けようとする場合には、追いかけるようにして再び進路を塞いでいます。

食・利用

ハタ科の魚は一般に安い魚ではなく、高級魚に位置します。中でもクエは最高級魚として扱われます。

毒・危険性

ハタ科の中には、シガテラ毒やパリトキシンなど、食物連鎖を通じて毒を体内に蓄積する種類もいます。
また、ルリハタやヌノサラシ、アゴハタは皮膚から粘液毒であるグラミスチンを分泌します。

ホンソメワケベラにクリーニングされるクエ ホンソメワケベラにおとなしく掃除されるクエ

大きな魚も大人しく掃除される

参考資料

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