ゴシキエビ

プエルルス幼生

Panulirus versicolor

伊豆半島でイセエビの子供が見られるころ、真っ白な触覚が目立つゴシキエビの幼生です。 イセエビの子供たちと同じ岩に隠れ棲みます。

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概要

和名:ゴシキエビ

英名:Painted spiny lobster

学名:Panulirus versicolor

提供映像(サンプル映像はYouTube版です)

分類・分布

【分類】節足動物門 > 軟甲綱 > 十脚目 > イセエビ科 > イセエビ属 > ゴシキエビ

【分布】相模湾以南、東南アジア、オーストラリア北部、ポリネシア、インド洋

特徴・雑学

ゴシキエビはイセエビの仲間の大型のエビです。 インド太平洋の熱帯域に広く分布し、南アフリカから紅海・ペルシャ湾、東南アジア、日本、オーストラリア、ハワイにかけて見られ、イセエビより温かい海に生息します。 姿はイセエビと同様ですが、色は赤褐色や暗赤色ではなく、青緑色~青紫色を基調に白色や黒色の模様が入った、地味であり派手な色合いをしています(1)。

伊豆の冬が越せない?・幼体しか見られないゴシキエビ

伊豆半島では、ゴシキエビの成体を見かけることはまったくありませんが、ごく稀に幼体が観察されることがあります。 浮遊生活をするフィロソーマ幼生から変態し、エビの形をしたプエルルス幼生となって海底に降り立ったばかりの、体長10ミリ強程の個体が、岩の小さな穴や亀裂に隠れています。 イセエビより長く白い第2触角が非常に特徴的で、体は隠れていてもすぐにゴシキエビの幼生だとわかります。

着底したばかりでは白い半透明な姿ですが、成長と共に脱皮を繰り返すと、やがて成体と同じ色合いになります。 2024年11月には、宮城県気仙沼市にて成体と同じ色になったばかりの小さなゴシキエビが採取されています(2)。 個体は既に弱っており、12月には死亡したとの事ですが、伊豆半島も同様に、冬の低水温を越せないのではないかと思われます。

イセエビが抱卵する水中映像

食・利用

沖縄地方ではイセエビはほとんど漁獲されないため、ゴシキエビやシマイセエビなどの南方系のイセエビ類が「イセエビ」として親しまれてきた食材です。 大型で身が多く、見栄えもよいことから、刺身や焼き物、汁物などに利用されます。 調理方法はイセエビとほぼ同様で、尾の身を刺身や焼き物にし、頭部や殻は味噌汁などにして余すところなく利用されます(3)。

毒・危険性

ゴシキエビに毒はありません。 体表には鋭い角があります。

参考資料

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