ボウシュウボラ

子守をする巻貝

Charonia lampas sauliae

ボウシュウボラは、笛の法螺(ほら)として知られるホラガイ属の仲間で、肉食性の巻貝です。 映像では、カプセル状の卵嚢(らんのう)を岩に産み付けていく産卵行動が記録されています。

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概要

和名:ボウシュウボラ

学名:Charonia lampas sauliae

分類・分布

軟体動物門 > 腹足綱 > 吸腔目 > フジツガイ科 > ホラガイ属 > ボウシュウボラ

特徴・雑学

ボウシュウボラは肉食の巻貝で、ウニやヒトデなど大型の動物も捕食します。 内臓に毒を持つことで知られていますが、ボウシュウボラの毒は食べたもの由来による蓄積毒ですので、捕食の際に使用するものではありません。

透明で細長い卵嚢の中に沢山の卵が入った状態です。 オレンジ色に見えるのは、中の卵がオレンジ色をしているためです。
空になった卵嚢は、中の卵が孵化し、幼生となって卵嚢から出て行ったものです。

ボウシュウボラは、産卵後も卵を守るために留まるのが特徴です。 大型のウニやヒトデも食べてしまうボウシュウボラが卵を守っていると、他の生物は容易に近づくことができません。

食・利用

地域によっては食用にされ、身は歯ごたえや旨みがあると紹介されています。 一方で、ボウシュウボラは食物由来の毒(テトラミン、テトロドトキシンなど)を体内に蓄積します。 これは、捕食者に食べられないようにするための防御毒ですが、人が食用とする場合は、内臓の処理、可食部の扱いに注意が必要です。

毒・危険性

有毒の棘などはありませんが、内臓にテトラミン等の蓄積毒を含むため、食用として利用する際には、処理に注意が必要です。

「夜泣き貝」と呼ばれるナガニシ 夜泣き貝と呼ばれるナガニシの水中映像

広島県では珍味として食される

産卵中のテングニシ 産卵中のテングニシ。卵嚢は「ウミホウズキ」と呼ばれ、昭和の屋台で笛として売っていた

卵嚢は「ウミホウズキ」と呼ばれ、昭和の屋台で笛として売っていた

参考資料

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