ボラ

Mugil cephalus cephalus

概要

製作中

分類

脊椎動物亜門 > 条鰭綱 > ボラ目 > ボラ科 > ボラ属 > ボラ

特徴

ボラは汽水域から海にかけて広く分布する回遊魚で、成長段階によって名前が変わる「出世魚」です。 姿はずんぐりと太く、銀色の体と二つの背びれが特徴です。 泳ぎ方は力強く、春と秋には水面近くを大群で移動することもあります。

雑学

幼魚は「オボコ」「スバシリ」、中型は「イナ」「ボラ」、最終段階では「トド」と呼ばれ、「可愛い子供(=おぼこ)」 「男らしくカッコいい(=粋でイナ背)」「行き着くところ(=トドの詰まり)」という言葉の由来にもなっています。 江戸時代はボラがよく食べられ、庶民に浸透していたことから、言葉にもなったものと考えられます。

食・利用

一般には匂いが気になる魚とされがちですが、沖合で獲れる「沖ボラ」は臭みが少なく美味とされ、刺身や塩焼きでも食べられます。 とくに卵巣の「カラスミ」は高級珍味として重宝されています。

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