ウミサボテン
海仙人掌
Sea pen
Cavernularia obesa
撮影地:静岡県沼津市
  

名前にはサボテンという植物の名が付きますが、ウミサボテンは柔らかい体を持つサンゴの仲間
で、いわゆるソフトコーラルです。 ソフトコーラルの中でもウミサボテンの特徴は砂地に生息するこ
とです。何事かあると割と自由に伸縮する体を駆使して砂の中に隠れてしまします。石などに固着
してずっとその場にいるのではなく、砂の中をもぐもぐと移動するそうです。確かに、ウミサボテンは
同じ場所で観察できません。  
他のサンゴと同じくこれが1個体ではなく、ポリプひとつが1個体で、芯の部分が共同アパートとな
る「群体」です。 自由に伸縮し、海底を密かに移動するアパート。ウルトラセブンのお話の様です。